最近、新聞も読まないし、文章を書く機会もない。
脳みそは使わないと、バカになる一方だと
どこかで聞いた気がして、自分の中で、
毎月最低2冊は本を読むことをノルマとして課した。

その第1冊目がコレです。

さて、どんな本を読もうかなーと本屋さんで色々と物色開始。
私が本を選ぶ基準は単に「直感」としか言いようがなくて、
とりあえず、ずーっとタイトルを眺めていって、
気になるようなのがあればパラパラーっと見て。
それの繰り返し。

今コレが売れてます!みたいなランキングはあんまり
参考にしてなくてw、ひたすら自分の直感w

今回は、タイトルの「言い訳」って文字に惹かれて
手にとってみたんです。
で、カバー写真もなんか好きだなーと思って、
パラパラーっと読んでみて、買うことにしましたw

唯川恵さん直木賞も受賞されてる有名な作家さんだけど、
これまでに読んだことは一度もなかったんですよね。
でも、今回この本を読んでみて、また唯川さんの
作品読んでみようかなって思ったりもしました。

505ページある、単行本にしては厚めの本だけど、
おそろしいほどに読みやすくて、あっという間に読めちゃいます。
文章も、一人一人の登場人物のシーンに合わせて
区切られていて、長い文を読んでるって気にならないし。

内容は、結婚7年の夫婦が、ひょんなことで別居生活を
始めて、その間に夫婦それぞれ、いろんな事を経験して、
夫婦って一体なんだろうって考えていく物語。
浮気とか不倫とか、そういうことも綴られているけど、
決してダークな話ではなくて、現実にも起こりうるのかなって
思わされるような感じなんですよね。

それぞれの心理描写が、すっごく上手で、
あーわかるわかるってうなづけたり、
男の人はこういう風に思うもんなんだなーって思ったり。
とにかく、その描写があまりにリアルで、
だからこそ、現実でも同じ事は起こりうるんじゃないかって
思えたんだと思います。

読み終わって、どうしてこの本に
「100万回の言い訳」というタイトルがつけられたのか
私は、すごく納得しました。

既婚者だけじゃなく、恋愛中の人にも
読んでもらいたい一冊です^^
ああ自分って、言い訳、してるなーって多分、思うはずですw

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