わかってる。
何にも心配することはないってわかってる。
だけどわけもなく不安になる夜もあるの。
どうしようもないワガママを言いたくなる日もあるの。

そういう時の私はホントに泣き虫。
「Rは私のコト好きなの?」
「どこが好きなの?」
「どれくらい好きなの?」
「私が死んだら泣いてくれる?」
ひたすら質問攻め。

返ってくる答えはわかっているの。
それでもいいの。
聞きたいの。

「いっぱい名前呼んでよ。」
「ちゃんと好きって言ってよ。」
「もっと優しくしてよ。」
私の要求にウンウンってうなずくアナタ。

泣きながら色んなことをRに言うけれど、
何を言いたいのか自分でもわからなくなる。
ただただアナタに甘えたいだけ。

いくら文句を言ったって、
アナタが優しく笑って抱きしめてくれることわかってるから。

泣きながら散々色んなことを言う私に、
アナタは少しだけ困ったような顔をするけれど、
そんな顔も私は好きなの。

きっと「好きだよ」って言ってほしいのね。
「チィの全部が好きだよ」って言ってほしいのね。
「誰よりも好きだよ」って言ってほしいのね。
「いなくなったら悲しいよ」って言ってほしいのね。

わけもなく不安になる夜は無性に甘えたくなるの。
ただただあったかいモノに包まれたくなるの。
こんなワガママな私を許してくれる腕にしがみつきたくなるの。

こんな私をアナタは好きでいてくれるかな。
私のワガママをどこまで許してくれるかな。

きっとそれでも好きだってアナタは言うね。
そんなのちっともワガママだと思わないよって
いつものように笑ってくれるね。

大好きなアナタ。
いつも笑っていてね。
ワガママ言うばっかりじゃなくて
アナタが笑える楽しいことも言ってあげるから。
アナタが好きな料理何度だって作るから。
アナタが私の笑顔を好きだって言ってくれたから
私もできるだけ笑っているね。

でも不安になったら抱きしめてね。
私が泣いてもいつもみたいに許してね。

わけもなく不安になる夜。
それはきっと恋をしてる限りなくならないから。

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