愛する人の歌を歌いたいと思った
あなたの前じゃ出し切れない全ての想いを
この歌に託そうとして この歌を歌う

どうしようもないくらい泣ける夜もあった
あなたの前じゃ素直になれない自分がいて
分かっているから悔しい

不器用だから うまく言えない
あなたにただ スキと言って欲しいだけなのに

歌をこの歌を もしもあなたが聞いているなら
分かって欲しい私の想い全てをかけて
あなたを愛してる

不安にもなり悲しくもなり
恋は楽しいばかりじゃない
けれど私はあなたとだから ここまで来れたありがとう

理解の上で成り立つ恋を
想い合う事で深まる愛を
あなたに気づいて欲しいから
私は歌う この歌を

傷つけられて 泣きくずれた日々
だけど私は 信じている Uh

分かってる分かってる二人はきっと愛し合ってる
恥ずかしがり屋のあなただから
きっとうまく言えないんだよね

歌を この歌をもしもあなたが
同じ気持ちで 聞いてくれているのなら
私を離さないで

この歌はこの歌は永遠に愛するあなたに
捧げる歌なの
聞いてる?伝わってる?
私があなたに対する愛を
*******************
HYの「あなた」って曲。
なんか、すごく自分に当てはまっててびっくり。
今度Rとカラオケに行ったら、絶対歌ってあげたいと思ってる。伝わるかしら。

私とRは、2回、本気で危なかった時がある。
1度目は1年前の冬。
2度目は今年の4月の終わり。

1年前、友達の彼氏が東京から遊びにきた。
私のバイト先にも2人で来てくれた。
付き合い始めたばっかりの2人は、
それは幸せそうだった。
友達の笑顔は、「これがとろけるような笑顔」
ってやつなんだなぁ。って思えちゃうほど
甘くて可愛くてまぶしかった。
その頃の私とRは、Rが私のうちに住み込む
ような状態になってから半年ぐらいの頃。
なんだか、友達とその彼氏の笑顔を見たら、
私たちは最初の時の気持ちを忘れてる。
って思えた。これじゃいけないって。

夜に、彼氏さんがストリートライブやるから
聴きにきてって友達からメールがきた。
バイト終わりにライブを聴きに行った。
近くの飲み屋で友達と飲んでたRも、
飲み会の後に聴きにきた。
その時私は決めた。

Rと2人で家に帰った。
ベッドに入って背中向け合わせて横になった。
「R、明日から寮に戻りなよ。」
って私が言った。(Rは寮生なのです)
一瞬沈黙が広がったけど、すぐに
「うんわかった。」って返ってきた。
その言葉があまりにもあっさりしてて
なんだかショックだった。
「しばらく、メールしたり、会いに行ったり
そういうのしないようにするから。」
って私は言った。
「わかった。」ってまたすぐに返ってきた。
「でも、買い出しとかで車が必要な時は、
呼んでくれていいから。」ってRは付け加えた。
「うん。」って返事した。
Rは何にも聞かなかった。
責めるようなこともしなかった。
突然距離をおくことを宣言した私に、
不満一つ言わなかった。
それがなんか悲しかった。
悲しくて泣きながら眠った。
そんな私をRはわかったからって言って
抱きしめて眠った。

次の日、約束どおり、Rは寮に戻った。
うちに置いてあった荷物全部持って。
なんだか部屋が広くなったように見えた。

バイトに行って、うちに戻って、ゴハン食べて
眠って。普通に過ごしてた。
心におっきな穴はあいてたけど、
それに気付かないふりして。
友達はそんな私を心配した。
いろんな人を集めて飲み会を開いてくれた。
どうしようもないくらい酔っ払った。
いつの間にか自分の部屋に戻ってた。
携帯を見てみたら、発信履歴に数名の友達の名前、
それに見覚えのある大好きな人の名前。
酔っ払って電話かけて、何話したかも覚えてなかった。私は自己嫌悪に陥った。
私、何してるんだろ。迷惑かけた。って。

離れて、初めてメールをした。
昨日は突然電話かけたみたいでごめん。って。
わけわかんないこと言ったかもしれないけど、
忘れてください。って。
Rからの返信は期待してなかった。
距離を置こうって言い出したのは私。
連絡もとらないって言い出したのも私。

でも返事はきた。
ちゃんとゴハン食べてる?
買い出し行くなら車出すよ。
明日はヒマだし。

確かに、冷蔵庫の中はほとんど何もなくなってたし、なんか買いに行かなきゃと思ってた。
それよりも何よりも、顔が見たくて、
じゃあ明日お願いって返事した。

次の日、車で迎えに来てくれた。
久し振りに見たRの顔。
でもやっぱり友達以上恋人未満なその距離感が
なんだか辛かった。
でも、自分で決めたこと、ここで負けちゃ
いけないって思った。
買い出しが終わってうちへ戻る車の中。
Rが突然私の手を握った。
私が驚いた顔をしてると、
「やっぱダメだなぁ。」ってRは言った。

うちのマンションの駐車場について、
ありがとって言って荷物を持って車を降りると、
Rも一緒に車を降りた。
「降りるの?」って言うと「重いでしょ?」って。
うちまで運んでくれたRにありがとって言うと、
ぎゅぅって抱きしめられた。
「やっぱダメだよ。一緒にいたい。」って。
「チィに言われて、このままじゃダメだなって
俺も思って、チィの言うとおり離れてみたけど、
やっぱり側にいたいよ。放っておけない。」
ってRは言った。

一緒にいたいってRが思ってくれたことが
何より嬉しかった。
なんか、なぁなぁで一緒にいる気がしてたから。
距離を置きたいって言った時も、あっさり承諾してたし、Rは私がいなくても平気なんだって思ってたから。だから、すごく嬉しかった。

その日、一緒に私の作ったゴハン食べた。
「やっぱりチィのゴハンはおいしい」って
Rはおいしそうに食べてた。
その時に思ったんだ。
ただ一緒にいることがこんなに幸せなのかって。

一緒にいられるだけで幸せなんて、
昔の私なら考えられなかった。
一緒にいて、好きって言ってもらえて、
色んなとこ遊びに行って。
そういうのが幸せなんだって思ってた。

きっと相手がRだから一緒にいられるだけでって思えるのかな。

2度目の危機はまた今度。笑
知りたい人なんていないだろうけど。爆

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